Q9.固定金利と固定金利選択型の違いがよく分かりません。
住宅ローンを検討中で、いろいろなところの住宅ローンをチェックしているのですが、固定金利と固定金利選択型の違いがよく分かりません。
(変動金利と固定金利の違いは分かります)。
固定金利も固定金利選択型も、どちらも金利は固定だと思うのですが、いったい違いはどこにあるのでしょうか。
また、固定金利選択型のメリット・デメリットや、注意点などもあったら、教えてください。
A9.本来は変動金利である住宅ローンを、特約によって返済開始当初の決まった年数のみ、固定金利にするというもの
固定金利と固定金利選択型の違いに関してのご質問ですが、まずは固定金利選択型の基本的なところからご説明していきたいと思います。
固定金利選択型というのは、本来は変動金利である住宅ローンを、特約によって<返済開始当初の決まった年数のみ、固定金利にする>というものです。
特約によって決められた年数が終わった後は、変動金利に戻すか、再び特約で固定金利にするか、といった選択になる場合が多いです(各住宅ローンによってまちまちですので、よくご確認ください)。
こう書くと、
「特約が切れても、また固定金利を選べばいいんだから、固定金利と一緒じゃないか」
とお考えになられる方が多いのですが、そこが違います。
固定金利の場合には、返済開始当初に定められた金利が、その後ずっと、適用されます。
一方、固定金利選択型で特約が切れて、再び固定金利を選択する場合には、その時点での固定金利が適用されます。
つまり、たとえば、7年間、固定金利選択型でやってきて、7年後にもう一度、固定金利選択型を選ぶ時には、最初の7年間とは違う利率の固定金利になる可能性が大きいということです。
ですので、その7年で金利が上がっている場合には、過去7年よりも高い利率の固定金利しか選択できない、ということになります。
(もちろん、逆のパターンもありえます)。
固定金利選択型を一番おすすめできるのは、返済開始当初の特約の期間中に、住宅ローンを完済できるような方です。
最初の特約の期間中に完済してしまえば、特約が切れた時点での利率を気にする必要がなくなります。また、固定金利選択型の低い金利の恩恵を十分に受けることができます。
ただし、これをやるには当然のことながら、高い経済力が必要ですので、どなたにもおすすめできる方法というわけではありません。
固定金利選択型には上記のような特徴がありますので、長期間にわたってコツコツと返していきたい方にとっては、あまり向かない場合もあるかと思います。